- 野菜分類
- 葉菜類
- 野菜科目
- アブラナ科
- 別名
- 甘藍(かんらん)、玉菜(たまな)
- 漢字
- 甘藍
- 英名
- cabbage
- 学名
- Brassica oleracea var. capitata
- 家庭菜園の育てやすさ
キャベツの解説
主に、葉が柔らかく生食に適する春キャベツなどのサワー系品種と、秋冬にとれる葉がやや厚めで巻きが固い、煮込み料理にも適した寒玉系品種に分かれるが、その他、通常のキャベツの半分程の大きさのミニキャベツや、たけのこ型、葉が縮緬状になるものや、葉色が紫色のものなど、様々な品種がある。
初心者は、苗からの栽培が育てやすい。キャベツは、品種を選べば周年栽培できるが、元来、冷涼な気候を好む為、家庭菜園では、晩夏に苗を植えて秋冬に収穫する秋冬どりと、春に苗を植えて初夏に収穫する初夏どりが比較的易しい。
越冬させるとトウ立ちしやすくなる為、春どりキャベツの栽培は、トウ立ちしにくい品種を選ぶ。
家庭菜園のキャベツの育て方について
栽培適期
生育適温は15℃~25℃。家庭菜園では、晩夏や春に苗を植えて育てると、育てやすい。
土壌の準備
pH6.0前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。肥料は、チッソをやや多めに、リン酸・カリをバランスよく施す。栽培期間がやや長いので、溝施肥にするのも効果的。
栽培方法
よく耕した土壌に、本葉5枚前後に育った苗を植え付ける。株間は40cm以上が好ましい。定植の2~3週間後から、定期的に追肥を施す。
収穫
結球部が肥大し真中の葉につやが出てきた頃。手で押して固さを感じたら、外葉を押し広げて、結球部を株元からナイフなどで切り取って収穫する。初夏どり栽培は、収穫が遅れると割れやすくなるので、注意。
また、寒さには強いが、強い霜が降りる時期には外葉が凍って傷む事があるので、注意する。