マクワウリの解説
家庭菜園のマクワウリの育て方について
栽培適期
発芽適温は25℃~30℃、生育適温は20℃~30℃。十分に気温が上がった5月頃に苗を植え付ける。発芽に高地温が必要な為、種から育てる場合には、保温などの管理が必要。
土壌の準備
pH6.0~7.0の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を、少なめに施す。チッソが多いと過繁茂(つるボケ)となり、実つきや果実の肥大が悪くなる事があるので注意する。
地温保持に畝にポリマルチを張るとよい。
栽培方法
株間を70~80cm程とって、本葉3~4枚程度に育った苗を植え付ける。定植したら、たっぷりと水遣りをする。仕立て方は様々あるが、質のよい果実を収穫する為には、親蔓を本葉4~5枚で摘芯して、生育のよい子蔓3本を育てるとよい。
各蔓は10節前後で摘芯し、子蔓から伸びる孫蔓は4節で摘芯する。着果したら、生育のよい果実を選んで各子蔓に3~4個を残し、その他は摘果する。
追肥は、果実が卵大に育った頃に行う。
収穫
開花後35日~40日が目安。果梗の毛がなくなり、ほんのりと甘い香りが感じられた頃が収穫適期。完熟果から随時収穫する。
ポイント
- 雌雄異花植物である為、栽培する株数が少ない場合には早朝に人工授粉を行うと、着果の確率が高くなる。
- 地這い栽培の場合には、泥はねなどで蔓が汚れたり傷まないよう、敷き藁などをして蔓を這わせるとよい。
- 果実が熟してくるとカラスなどの食害に遭いやすい為、防鳥ネットや目の粗いカゴなどで果実を覆って防御するとよい。
- 収穫の10日前頃から水遣りを控えると、糖度が上がる。
マクワウリに発生する病気や生理障害一覧
マクワウリのコンパニオンプランツ一覧
マクワウリのオススメ料理について
主に、カットしてそのまま生食するのが一般的。ジュースにしたり、菓子などに使う頃もできる。
摘果した若いマクワウリは、漬けものにしても食べられる。