苗立ち枯れ病

幼苗時に地際部が褐変してくびれ、立ち枯れる。ごく早期に感染すると、出芽不良となる事がある。
カナ
ナエタチガレビョウ
病気の発生時期
3月 〜 11月

苗立ち枯れ病の解説

病原は寄生する作物によって様々だが、大別すると糸状菌のリゾクトニア ソラニやピシウム菌が原因である事が多い。

多くの種類の植物に発生する病害で、発病すると出芽直後や定植直後の株の地際部が褐変してくびれ、立ち枯れる。また、土の中で発芽直後に侵されると、出芽不良となる事がある。

いずれの病原も高温性で、リゾクトリア ソラニはやや乾燥条件を、ピシウム菌は湿潤条件を好む。

病気は土壌伝染する。

家庭菜園での苗立ち枯れ病の被害内容について

発病すると株が生育せずに立ち枯れる。

家庭菜園での苗立ち枯れ病の予防について

  • 健全な培土で育苗する。
  • 水はけのよい土壌作りを心掛ける。
  • 太陽熱などを利用した土壌消毒を行う。
  • 未熟な有機物の施用を避ける。
  • 連作を避ける。

家庭菜園での苗立ち枯れ病の対策について

無農薬

発病株は早期に抜去する。伝染源となる罹病株の残渣は、畑から持ち出して処分する。

農薬

オーソサイド、ダコニール、タチガレンなどを散布する。

予め、バスアミド、クロールピクリン、キルパーなどを用いて土壌消毒を行う。

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