- 野菜分類
- 花菜類
- 野菜科目
- アブラナ科
- 別名
- ナノハナ(菜の花)、ナバナ
- 漢字
- 油菜
- 英名
- turnip rape
- 学名
- Brassica rapa var. nippo-oleifera
- 家庭菜園の育てやすさ
アブラナの解説
早春から流通するナノハナ(菜の花、菜花)は、トウ立ちした在来種アブラナの花芽。
主に、開花直前の蕾と若い葉茎を食用にする。低温に感応して花芽分化する為、秋に種をまいて、冬または越冬後に収穫する。
食用の他、開花後は観賞用としても楽しめる。
西洋種のセイヨウアブラナは、野菜としてのアブラナとは別種で、主に種子が植物油の原料になる。
家庭菜園のアブラナの育て方について
栽培適期
発芽適温15℃~25℃、生育適温20℃前後。秋(9月頃)に種をまいて育てる。
土壌の準備
pH6.0~6.5の土壌を好むので、酸度調整が必要な場合は、石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、肥料は、チッソがやや多めで、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。
栽培方法
株間30cmで種を3~4粒点まきし、発芽したら本葉4~5枚までに各所1株になるように間引く。ポットで育苗して定植してもよい。
追肥は、草丈10cm程に育った頃と収穫が始まった頃から3週間毎に施す。
収穫
蕾が膨らんできたら、開花直前に葉茎を10cm~15cm程つけて摘み取る。脇芽が次々と伸びるので、採り遅れないように努める。
蕾の多くが開花したものは、食味がやや落ちる。
ポイント
- 種は、菜種や菜の花、菜花などの名称で売られている事が多く、観賞用品種もある。また、アブラナ以外にも花芽を食用とする品種は多い為、種の購入の際には注意する。
- 虫害に遭いやすいので、虫が多い時期には、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。
- 寒さには強いが、厳寒期にはビニールや不織布のトンネルで防寒するとよい。
アブラナに発生する害虫一覧
アブラナのオススメ料理について
ほろ苦い風味が春を告げる食材として好まれる。さっとゆでておひたしや和え物にしたり、下茹でして炒めものやパスタの具材にしてもよい。天ぷらにする際は、下茹では不要。