- 野菜分類
- 花菜類
- 野菜科目
- アブラナ科
- 別名
- メハナヤサイ(芽花野菜、芽花椰菜)、ミドリハナヤサイ(緑花野菜、緑花椰菜)
- 漢字
- 芽花野菜
- 英名
- broccoli
- 学名
- Brassica oleracea var. italica
- 家庭菜園の育てやすさ
ブロッコリーの解説
キャベツの仲間(変種)で、肥大した花蕾を食用にする。頂花蕾を収穫した後にも、次々と側花蕾を収穫できる。
栽培には冷涼な気候を好み、春と秋に栽培できるが、秋栽培では寒さに当たる事により甘みが増す。
初心者は、秋に生育期間の短い早生種を苗から育てると栽培しやすい。一般的なブロッコリーの他に、茎が長い側花蕾を主に利用する茎ブロッコリーや、紫色になる品種もある。
家庭菜園のブロッコリーの育て方について
栽培適期
発芽適温は20℃~25℃、生育適温は15℃~20℃。秋植えでは8月下旬~9月に、春植えでは3月中旬~4月に苗を植えて育てる。
種から育てる場合には、秋植えでは7月中旬~8月中旬に、春植えでは2月中旬~3月中旬にポットに種をまいて育苗する。
土壌の準備
pH6.0前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。肥料は、チッソをやや多めに、リン酸・カリをバランスよく施す。
栽培期間がやや長いので、溝施肥にするのも効果的。
栽培方法
株間40cm~50cmで、本葉5~6枚に育った苗を植え付ける。
追肥は、定植の2~3週間後と頂花蕾がついた頃に行う。茎ブロッコリーは、頂花蕾が500円玉大に育った頃に摘み取り、側花蕾の生育を促す。
収穫
早生種では、苗の定植から50日以降が収穫の目安。頂花蕾が10cm~12cmに肥大し、固く締まっているうちに、花蕾の下からナイフなどで切り取る。側花蕾も同様に、蕾が締まっているうちに切り取る。
花蕾が肥大しすぎたり、枝分かれする程に生育が進むと食味が落ちるので、適期の収穫を心掛ける。
春植えは特に生育が早い為、注意する。茎ブロッコリーは、側花蕾が伸びたら適宜、茎を長めに切り取って収穫する。
ポイント
ブロッコリーの主な品種一覧
ブロッコリーに発生する病気や生理障害一覧
ブロッコリーに発生する害虫一覧
ブロッコリーのコンパニオンプランツ一覧
ブロッコリーのオススメ料理について
加熱して食する。茹でたり蒸したりしてサラダや和え物にしたり、下茹でして炒めものやパスタに加えるなどして利用する。フリットなどの揚げものにも合う。加熱したものをペーストにすれば、ソースやポタージュに利用する事もできる。
花蕾だけでなく、若い柔らかい葉も同様に食べられる。柔らかい茎も食べられるので、皮を除いて漬けものやピクルスなどの生食や、加熱調理してもよい。
ブロッコリーは、寒さに当たって紫色がかる事があるが、これはアントシアニンの発色によるもので害はなく、加熱すれば緑色になる。