花茎空洞症

茎の中心部に空洞が生じる症状。ブロッコリーやカリフラワーに発生する生理障害。
カナ
カケイクウドウショウ
病気の発生時期
5月 〜 11月

花茎空洞症の解説

ホローステムとも呼ばれる、茎の中心部に空洞が生じる生理障害。

チッソ過多やホウ素欠乏の他、乾燥後の土壌多湿や高温による急激な生長により生じると言われる。

温暖~高温期に花蕾肥大期を迎える作型に発生が多く、夏播きの極早生種や早生種、春~初夏どりの晩生種、夏どりの作型に生じやすい。

株の外観からは発生の確認は困難で、収穫して初めて判明する事が多い。

空洞部が病原に侵されて水浸状になったり、褐変する事もある。

家庭菜園での花茎空洞症の被害内容について

食用に問題はないが、外観上の品質が損なわれる。

空洞部に病原が侵入すると、減収する事がある。

家庭菜園での花茎空洞症の予防について

  • 発生の少ない品種を選定して栽培する。
  • 花蕾肥大期が温暖~高温期の場合は、チッソ過多や土壌の過乾燥を避ける。
  • 適期の収穫に努める。

家庭菜園での花茎空洞症の対策について

特に無し

花茎空洞症が発症する野菜一覧

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