ロマネスコ

カリフラワーの一種で、黄緑色のフラクタル形状の花蕾が特徴。花蕾を食用とし、食感はカリフラワーに、味はブロッコリーに似ている。
野菜分類
花菜類
野菜科目
アブラナ科
英名
romanesco broccoli、cauliflower romanesco
学名
Brassica oleracea
家庭菜園の育てやすさ

ロマネスコの解説

カリフラワーの一種で、黄緑色のフラクタル形状の花蕾が特徴。花蕾を食用とし、食感はカリフラワーに、味はブロッコリーに似ている。

生育には冷涼な気候を好み、栽培方法はカリフラワーとほぼ同様だが、栽培期間が約150日間と長く、花蕾の形状がよいものを育てるにはやや難易度が高い。

初心者は苗から育てると、比較的栽培しやすい。

家庭菜園のロマネスコの育て方について

栽培適期

発芽適温、生育適温共に15℃~20℃。8月~9月に苗を植えて育てる。種から育てる場合には、7月~8月にポットに種をまいて育苗する。

土壌の準備

pH6.0前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加えて、元肥は、チッソをやや多めに、リン酸・カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培期間が長いので、溝施肥にするのも効果的。

栽培方法

株間40cm~50cmで、本葉5~6枚に育った苗を植え付ける。

追肥は、定植後2~3週間おきと頂花蕾がついた頃に行う。

収穫

11月~翌年3月頃にかけて、花蕾が15cm~20cmに肥大した頃が収穫適期。花蕾が固く締まっているうちに、花蕾の下からナイフなどで切り取る。

花蕾が肥大しすぎたり、枝分かれする程に生育が進むと食味が落ちるので、適期の収穫を心掛ける。

ポイント

  • モンシロチョウウワバコナガなどのアオムシの食害に遭いやすいので、栽培中は、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。
  • 初期生育が悪いと頂花蕾が大きく育たないので、元肥と初期の追肥はしっかりと施す。
  • 頂花蕾が肥大してくると、株が不安定になり倒伏しやすくなる為、追肥のタイミングで土寄せをして安定させたり、短い支柱などを添えてもよい。

ロマネスコに発生する病気や生理障害一覧

ロマネスコのオススメ料理について

生食にも加熱調理にも向く。生食ではサラダで食べられる。茹でたり蒸したりしたものをサラダやピクルスにしたり、グラタンやパスタなどにも利用する。軽く下茹でしてから炒めものに利用してもよい。

ペーストにすれば、ポタージュにも利用できる。

最終更新日:
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