出典: - 野菜分類
- 葉菜類
- 野菜科目
- アブラナ科
- 別名
- タイサイ（体菜）、パクチョイ、しろ菜
- 漢字
- 青梗菜
- 英名
- qing geng cai
- 学名
- Brassica rapa var. chinensis
- 家庭菜園の育てやすさ
-
初心者向け
チンゲンサイの解説
やや冷涼な気候を好むが、比較的暑さや寒さに強いので、工夫をすれば周年栽培が可能。
家庭菜園では春と秋が育てやすいが、ビニールトンネルなどを用いて保温すれば、寒い時期の栽培も可能。
ミニ種は栽培期間が短く、初心者でも容易に栽培できる。虫がつきやすいので、季節によっては防除対策が必要。
家庭菜園のチンゲンサイの育て方について
栽培適期
発芽適温は20℃～25℃、生育適温は20℃前後。春まきでは4月～5月に、秋まきでは9月～10月に種まきをする。
土壌の準備
pH6.0～6.5前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、肥料は、チッソ・リン酸・カリをバランスよく含む肥料を施す。
栽培方法
条間30cm程で溝を作り、種を約1cm間隔ですじまきする。覆土は1cm。播種後は軽く鎮圧してたっぷりと水遣りをする。
発芽したら本葉1～2枚の頃から段階的に間引き収穫し、草丈8～10cmで最終的に株間を15～20cm程にする。
土寄せは間引きの都度に行い、追肥は本葉3～4枚の頃に施す。短期間で収穫できるミニ種には、生育が悪い時以外の追肥は不要。
収穫
春まきでは種まきから40～45日後、秋まきでは60日前後の、草丈15～20cmに生育した頃が収穫適期。株元からハサミなどで切り取って収穫する。ミニ種は種まきから30日前後で収穫できる。
越冬したり春の栽培はトウ立ちしやすいが、花芽も菜花として食べられる。
ポイント
- 虫害に遭いやすいので、栽培中は、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。
- 密植状態だと徒長して形が悪くなりやすいので、しっかりと腰が張った株形に育てる為には、生長に応じて適宜間引きをして株間を確保する。
チンゲンサイに発生する害虫一覧
チンゲンサイのオススメ料理について
アクがなくほんのりとした甘みがあって歯触りがよい為、主に炒めものに利用されるが、さっと茹でてソースや餡を絡めたり、おひたしや和え物、つけあわせ、汁ものにも利用できる。
漬け物にも向く。
