ウリ科

殆どが巻きひげを持つ蔓性の草本で、多くが熱帯に分布する。キュウリやカボチャ、スイカなどがこの科に属す。
キュウリの写真 出典: photo AC
英名
gourd
学名
Cucurbitaceae

ウリ科の解説

殆どが巻きひげをもつ蔓性の草本で、雄雌異花の植物。

日本で主に夏季に栽培されるキュウリカボチャスイカメロンツルレイシなど、食用として重用される作物が多くこの科に属している。

ウリ科植物の果実には多くの水分とカリウムが含まれているのが特徴だが、へたに近い部分にククルビタシンという苦味成分が含まれており、この含有量が多い果実を食すと食中毒を起こす事があるので、注意が必要(ツルレイシの苦みは主にモモルデシンによるもの)。

生育には高温を好み、寒さには弱い為、栽培する際には播種や苗の定植は気温が十分に上昇してから行う。適温であれば生長は速く、茎葉が旺盛に繁茂して次々に着果する。果実の肥大も速い。根は浅く広く広がる性質がある。

巻きひげが絡みついて蔓を固定する性質がある為、キュウリツルレイシなどの果実が軽量な作物は蔓を絡ませる支柱やネットなどを設置して栽培するのが一般的。

カボチャスイカなどは地這栽培が一般的だが、小玉品種のものは棚栽培も容易である。

ウリ科作物はウリハムシの食害やうどんこ病に弱い為、特に生育初期には注意が必要。

ウリ科の野菜一覧

最終更新日:
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