コールラビ

キャベツの仲間で、カブのように球状に肥大した茎を食用にする。名前の由来は、ドイツ語のコール(キャベツ)とラビ(カブ)。薄緑色と紫色の品種がある。
野菜分類
茎菜類
野菜科目
アブラナ科
別名
カブカンラン(蕪甘藍)、カブタマナ(蕪玉菜)
漢字
蕪甘藍
英名
kohlrabi
学名
Brassica oleracea var. gongylodes
家庭菜園の育てやすさ

コールラビの解説

キャベツの仲間で、カブのように球状に肥大した茎を食用にする。生育には冷涼な気候を好み、家庭菜園では春と秋に栽培ができる。

生育期間が比較的短い為、苗から育てれば、初心者でも育てやすい。

外皮が薄緑色と紫色の品種がある。

家庭菜園のコールラビの育て方について

栽培適期

発芽適温15℃~30℃、生育適温20℃前後。春まき栽培では4月~5月頃に、夏秋まき栽培では8月下旬~10月に苗を植えて育てる。

種から育てる場合には、春まき栽培では3月~4月頃に、夏秋まき栽培では7月~9月にポットに為をまいて育苗する。

土壌の準備

pH6.0~6.5の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物の他、元肥は、チッソ・リン酸・カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培方法

株間20~30cmで、本葉5~6枚に育った苗を植え付ける。茎が肥大し始めたら、追肥と土寄せを行う。

茎が球状に肥大するにつれ、下部の葉は葉柄を2~3cm程残して切り取り、上部の葉5~6枚のみを残すようにする。

収穫

球茎の直径が5~7cmに肥大したら、株を抜き取り、球茎の部分だけを切り取る。大きく育ちすぎるとスが入ったり硬くなるので、適期の収穫を心掛ける。

収穫までの日数の目安は、苗の植え付けから約1ケ月~1ケ月半程。

ポイント

  • 栽培期間が短い為、元肥中心に肥料を施すとよい。
  • モンシロチョウウワバコナガなどのアオムシの食害に遭いやすいので、栽培中は、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。

コールラビに発生する病気や生理障害一覧

コールラビのオススメ料理について

球茎の下部1cm程は硬い為、切除して利用する。皮も硬い為、厚めに剥くとよいが、皮が薄緑色の品種も紫色の品種も、内部は白っぽい同色。

生食でも加熱しても利用できる。生食では、シャキシャキした食感でほのかな甘みがあり、ブロッコリーの芯に似た風味がある。

サラダや和え物、漬けものなどに利用できる。さっと炒めたり、カブと同様に煮込んだりしても食べられる。

最終更新日:
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