ケール

結球しないキャベツの仲間で、葉はビタミンやミネラルが豊富。青汁の材料となる事が多いが、若く柔らかい葉はサラダや炒め物でも食べられる。
野菜分類
葉菜類
野菜科目
アブラナ科
別名
リョクヨウカンラン(緑葉甘藍)、ハゴロモカンラン(羽衣甘藍)
英名
kale
学名
Brassica oleracea var. acephala
家庭菜園の育てやすさ

ケールの解説

結球しないキャベツの仲間で、生育には冷涼な気候を好むが、暑さや寒さにも比較的強い。

家庭菜園では春と秋に栽培しやすく、秋栽培では越冬も可能。葉はビタミンやミネラルが豊富で青汁の材料となる事が多いが、若く柔らかい葉はサラダや炒め物でも食べられる。

品種は、大別すると、葉が灰緑色でシワや縮みがあるスコッチケールと、葉が青緑色で比較的シワが少ないシベリアンケール、葉が丸くシワが殆どないコラードの3タイプに分かれる。

家庭菜園のケールの育て方について

栽培適期

発芽適温20℃~25℃、生育適温18℃~25℃。苗を4月~5月、または8月下旬~9月に植え付ける。種から育てる場合は、3月~4月、または7月~8月中旬頃にポットに種をまく。

土壌の準備

pH6.0~7.0の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥は、チッソをやや多めに、リン酸・カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培期間がやや長いので、溝施肥にするのも効果的。

栽培方法

株間40cm~50cmで、本葉5~6枚に育った苗を植え付ける。

追肥は、定植の2~3週間後から生育状況を見ながら定期的に施す。秋栽培で越冬させる場合には、厳寒期の追肥は不要。

収穫

葉が30cm以上に育ったら、下葉から必要な分だけ切り取って収穫する。定植からおおよそ50~60日後からが収穫開始の目安。越冬させた場合には、春にトウ立ちしたら収穫を終了する。

ポイント

  • モンシロチョウウワバコナガなどのアオムシの食害に遭いやすいので、虫が多い時期は、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。
  • 春の栽培では、夏になると葉の苦みが増す。秋栽培では、寒さに当たって甘みが増す。

ケールに発生する病気や生理障害一覧

ケールのオススメ料理について

果物や他の野菜と共に生葉をミキサーにかけて青汁にする事が多いが、若くて柔らかい葉をサラダや炒め物、肉などと共に煮物にしても食べられる。素揚げしても食べやすい。

生葉を和え物などに利用する際には、よく塩揉みすると、苦みやエグミが抑えられる。

最終更新日:
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