ラッキョウの解説
初秋に球根を植え付けて越冬させ、翌年の6月~7月頃に収穫する。球根は生育と共に分球して増え、粗植にすれば大球に、密植すれば小球に育つ。
栽培期間は長いが、痩せ地や砂地でもよく育ち、病害虫にも強い為、初心者でも育てやすい。
厚く土寄せして春先に若どりしたものは、エシャレットと呼ばれる。
家庭菜園のラッキョウの育て方について
栽培適期
発芽適温、生育適温共に20℃~25℃前後。8月下旬~9月中旬にかけて球根を植え付ける。
土壌の準備
pH5.5~6.0の弱酸性の土壌を好むので、pH5.5以下でなければ、酸度調整の石灰は不要。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。多肥の必要はない。
栽培方法
条間30cm程で深さ7~8cmの溝または植え穴を掘り、10~20cmの株間で根部を下にして球根を1球~3球ずつ置き、3~4cm程覆土する。1ケ所に植える球根が多い程、小球になる。
植け付けの1ケ月後から休眠する冬前まで1ケ月に1度追肥と土寄せを行い、休眠が明けて生育を再開した3月上旬~中旬にも追肥と土寄せを行う。
収穫
6月~7月に、葉が枯れてきたら掘り上げる。翌年まで掘り上げずにそのまま栽培すれば、花ラッキョウと呼ばれる小球ラッキョウになる。
厚く土寄せして10cm以上軟白すれば、3月~4月にエシャレットとして若どりできる。
ポイント
- 生育初期は特に雑草に負けやすいので、こまめに除草する。
ラッキョウのオススメ料理について
主に甘酢漬けや塩漬け、醤油漬けなどの保存食に利用される他、天ぷらや炒めものにしても食べられる。
生ラッキョウをスライスして和え物などにして食する事もできる。