- 害虫の発生時期
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1月
〜
12月
通年
ネダニの解説
成虫は体長0.6mm~0.7mmの卵型。光沢のある乳白色の体色で、頭部や脚部などの体の一部が褐色をしている。幼虫は成虫と同形で小型。
成虫、幼虫共に地中でネギ類の根や鱗茎に寄生して吸汁食害し、収穫後の貯蔵中にも加害を続ける。
通年発生するが、露地では春から初夏と秋に発生が多い。
家庭菜園でのネダニの被害内容について
根の発育が阻まれ、作物は生育不良となる。被害が酷いと根がなくなり、株が枯死する。
鱗茎を食害されると、生育不良となる他、病害を誘発したり腐敗する事があり、減収する。
家庭菜園でのネダニの予防について
寄生苗や種球の持ち込みにより繁殖する事が多い為、健全な苗や種球を使用する。
種球や球根は、貯蔵時や植え付け前に温湯消毒を行う(45℃で1時間程度)。
連作によって発生しやすくなるので、連作を避ける。
発生した場合の寄生残渣は畑に残さない。
酸性土壌で繁殖しやすい為、石灰などを用いてpH7.0程度に矯正する。
植え付け前に、熱湯や真夏の日光などで土壌を消毒する。
家庭菜園でのネダニの対策について
無農薬
栽培中は発生後の駆除が困難な為、次期作に備えて予防策を実施する。
農薬
アクテリック、ダイシストン、トクチオンなどを使用する。