えそ条斑病

ネギ類の病害で、葉に黄白色のえそ条斑を生じる。
カナ
エソジョウハンビョウ
病気の発生時期
4月 〜 10月

えそ条斑病の解説

病原はアイリスイエロースポットウイルスと呼ばれるウイルスで、ネギアザミウマによって媒介される。

ニラネギタマネギなどに発生し、発病すると初め葉身上に淡黄緑色の微小斑が現れ、後に周辺が淡黄色で内部が灰白色のえそ条斑となる。葉が捻じれる事もある。

ウイルスは全身感染するが、ニラなどは上部を刈り取った後に再生した新葉には病徴が現れない。

ネギアザミウマの発生に伴い発病が増加する為、特に7月~10月頃にかけての高温期に発生が多い。

家庭菜園でのえそ条斑病の被害内容について

病勢が強いと株が生育不良となる他、萎凋、枯死したり、タマネギなどは鱗茎の肥大が抑制される事がある。

葉身を収穫部とするニラネギなどは品質が損なわれたり減収する。

家庭菜園でのえそ条斑病の予防について

  • ネギアザミウマの防除に努める。目合いの微小な防虫ネットで作物を被覆したり、生息地となる周辺雑草を除草する。

家庭菜園でのえそ条斑病の対策について

無農薬

酷い発病株は抜去して処分する。

ニラは地上部を刈り取って新葉を再生させる。

農薬

ネギアザミウマの適用農薬を散布して防除に努める。発病株は治癒しない。

えそ条斑病が発症する野菜一覧

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