ミズナ

京菜ともよばれる京都の伝統野菜。シャキシャキした食感で、サラダや漬けもの、鍋ものなどに使われる。
野菜分類
葉菜類
野菜科目
アブラナ科
別名
キョウナ(京菜)、ヒイラギナ(柊菜)、センスジナ(千筋菜)、センボンナ(千本菜)、センスジキョウナ(千筋京菜)、イトナ(糸菜)
漢字
水菜
英名
potherb mustard
学名
Brassica rapa var. laciniifolia
家庭菜園の育てやすさ

初心者向け

ミズナの解説

京都で古くから栽培されてきた伝統野菜のひとつで、葉軸が長く葉に深い切れ込みがあるのが特徴。サラダなどの生食に向く茎が細く柔らかい品種や、茎が太く厚い加熱調理に適した品種、赤茎のものや葉が紫色になる品種がある。

初心者でも育てやすいが、虫がつきやすい為、季節によっては防除対策が必要。分枝性が強く、小株どりから収穫できるが、秋作では大株に育てる事も可能。

家庭菜園のミズナの育て方について

栽培適期

冷涼な気候を好み、生育適温は15℃~20℃。家庭菜園では、春と秋の種まきが適している。寒さにはやや強いが、強い霜に何度も当たると葉が傷むので注意。

土壌の準備

pH6.0~6.5前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には、石灰を混ぜて中和する。肥料は、チッソ・リン酸・カリをバランスよく施すが、多肥の必要はない。

栽培方法

よく耕した土壌に条間10~15cm程の溝を作り、種を約1cm間隔ですじまきする。覆土は約1cm。播種後は軽く鎮圧してたっぷりと水遣りをする。

本葉1~2枚の頃から適宜間引き収穫し、小株どりでは株間を5cm程度にする。秋まき栽培で大株に育てる場合には、株間を30cm程確保し、草丈10cm頃に追肥をするとよい。

収穫

草丈25cm以上に育った頃が収穫適期。株ごと引き抜くか、株元をハサミなどで切って収穫する。間引き菜も食べられる。

大株で収穫する場合には、小株どりより1ケ月以上長く栽培し、株元が大きく張り出してきたら収穫する。

ポイント

  • 乾燥を嫌うので、土が乾いていたら、適宜水遣りをする。
  • 虫害に遭いやすいので、栽培中は、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。

ミズナに発生する病気や生理障害一覧

ミズナのオススメ料理について

漬けものやおひたし、鍋料理などに適している。葉茎がやわらかいものは、サラダにも向く。

葉茎が太く厚い品種は、漬けものの他、炒め物や煮ものに適している。

最終更新日:
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