- 野菜分類
- 葉菜類
- 野菜科目
- アブラナ科
- 別名
- 冬菜(フユナ)、鶯菜(ウグイスナ)、餅菜(モチナ)
- 漢字
- 小松菜
- 英名
- Komatsuna
- 学名
- Brassica rapa var. perviridis
- 家庭菜園の育てやすさ
-
初心者向け
コマツナの解説
やや冷涼な気候を好むが、比較的暑さや寒さに強いので、工夫をすれば周年栽培が可能。
栽培期間が短く、初心者でも容易に栽培できる。
虫がつきやすいので、季節によっては防除対策が必要。
家庭菜園のコマツナの育て方について
栽培適期
生育適温は15℃~30℃。家庭菜園では春と秋が育てやすいが、ビニールトンネルなどを用いて保温すれば、寒い時期の栽培も可能。
土壌の準備
pH6.0~6.5前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。肥料は、チッソ・リン酸・カリをバランスよく施すが、栽培期間が短いので多肥の必要はない。
栽培方法
よく耕した土壌に条間10~15cm程の溝を作り、種を約1cm間隔ですじまきする。覆土は約1cm。播種後は軽く鎮圧してたっぷりと水遣りをする。
本葉1~2枚の頃から適宜間引き収穫し、最終的に株間を5cm程度確保すれば、しっかりとした株に育ちやすい。
収穫
草丈20cm前後に育った頃が収穫適期。株ごと引き抜くか、株元をハサミなどで切って収穫する。
間引き菜も食べられる。
収穫が遅れて大きく育ちすぎると、葉が硬くなり食味が落ちる。
越冬したり春の栽培はトウ立ちしやすいが、花芽も菜花として食べられる。
ポイント
- 虫害に遭いやすいので、栽培中は、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。
- 密植状態だと徒長して軟弱になりやすいので、生長に応じて適宜間引きし、株間を確保するとよい。
コマツナに発生する害虫一覧
コマツナのオススメ料理について
おひたしや炒め物、汁ものや鍋料理等、用途は広い。
若い葉はサラダなどの生食にも適している。
また、アクが少ないので、ジュースの素材としても利用できる。