ザーサイ

カラシナの変種で、コブのように肥大した茎の基部を主に食用にする中国野菜。中華料理に使われる漬けものの材料となる事が多い。
野菜分類
茎菜類
野菜科目
アブラナ科
別名
ザーツァイ
漢字
搾菜
英名
sichuan vegetable
学名
Brassica juncea Var. tumida
家庭菜園の育てやすさ

ザーサイの解説

カラシナの変種で、コブのように肥大した茎の基部を主に食用にする中国野菜。

葉もカラシナのように調理して食べられる。中華料理に使われる漬けものに加工される事が多いが、漬けずに生でサラダにしたり、炒めるなどしても食べられる。

秋に種をまき、越冬させて茎を肥大させるが、青菜として年内に収穫してもよい。茎を大きく肥大させるには3~4ケ月程一定した気温が必要となる為、日本の気候では、露地で良品を栽培するのはやや難しい。

家庭菜園のザーサイの育て方について

栽培適期

発芽適温20℃~25℃、生育適温10℃~20℃。秋(9月頃)に種をまいて育てる。

土壌の準備

pH6.0~6.5の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培方法

株間20cm~30cmで種を3~4粒ずつ点まきする。発芽したら適宜間引きして本葉5~6枚までに1本立ちにし、追肥と土寄せを行う。

収穫

年明け以降2月前後頃を目安に、茎の肥大具合を確認して株を抜き取り収穫する。収穫が遅れると繊維がちになり食味が悪くなる為、適期の収穫を心掛ける。

青菜として収穫する場合は、茎の肥大を待たずに年内に収穫できる。

ポイント

  • 虫害に遭いやすいので、虫が多い時期には寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。
  • 厳寒期にはビニールトンネルなどで防寒するとよい。

ザーサイの主な品種一覧

ザーサイに発生する病気や生理障害一覧

ザーサイのオススメ料理について

コブの部分の茎は特有の辛みとコリコリした食感があり、葉を取り除いてから薄くスライスして生でサラダやピクルスにするなどして食べられる。油と相性がよいので、炒めたり揚げたりしてもよい。

中華料理では、葉を取り除いてから天日干しにし、塩漬けした後に香辛料などで本漬けして漬けものにする。

葉はカラシナのように、さっと茹でておひたしや和え物、汁ものの具や漬けものにして食べられる。

最終更新日:
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