タカナ

カラシナの変種で、主に漬けものに用いられる。地方品種も多く、緑葉の他に赤紫色がかるものや、葉柄にコブができる品種などがある。
野菜分類
葉菜類
野菜科目
アブラナ科
別名
江戸菜(えどな)
漢字
高菜
学名
Brassica juncea var. integrifolia
家庭菜園の育てやすさ

初心者向け

タカナの解説

カラシナの変種でピリッとした辛みがあり、主に漬けものに用いられる。

生育には冷涼な気候を好み、春と秋に栽培できるが、春はトウ立ちが早く、秋まきで寒さに当たったものの方が味がよいので、秋まきで栽培するのが一般的。

越冬させて大株に育てる事もできる。初心者でも育てやすいが、虫がつきやすい為、防除策が必要。

地方品種も多く、緑葉の他に赤紫色がかるものや、葉柄にコブができる品種などがある。

家庭菜園のタカナの育て方について

栽培適期

発芽適温15℃~25℃、生育適温16℃~20℃。一般には、秋(9月頃)に種をまいて栽培する。越冬させて大株にする場合には、厳寒期にはビニールトンネルなどで保温するとよい。

土壌の準備

pH6.0~6.5の土壌を好むので、酸度調整が必要な場合は、石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、肥料は、チッソがやや多めで、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培方法

畝に条間20cm程の溝を作り、種を約1cm間隔ですじまきする。覆土の厚さは1cm程。播種後は軽く鎮圧してたっぷりと水遣りをし、発芽したら、本葉2~3枚の頃から適宜間引きし、本葉4~5枚までに株間が20cm程になるように間引く。

越冬させて大株に育てる場合は、株間を30cm~40cm程にするとよい。

追肥は、本葉4~5枚の頃から生育状況を見ながら、厳寒期を除いて1ケ月に1度の割合で行う。

収穫

草丈20cm程以上に育ったら、株ごと抜き取って収穫する。越冬させて大株に育てたものは、外葉からかきとり収穫をしてもよい。トウ立ちしたものは、菜花としても食べられる。

ポイント

  • 虫害に遭いやすいので、虫が多い時期には、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。

タカナに発生する病気や生理障害一覧

タカナのオススメ料理について

一般には漬けものにして利用するが、さっと茹でておひたしや和え物、汁ものの具などにも利用できる。

内側の柔らかい葉はサラダなどの生食も可。

硬い外葉は炒めたり煮たりしてもよい。

最終更新日:
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