メキャベツ

キャベツの仲間(変種)で、茎に小さなキャベツが鈴なりにつく。直径2~3cm程の大きさに結球したものから、順次かきとり収穫をする。
野菜分類
葉菜類
野菜科目
アブラナ科
別名
メカンラン(姫甘藍)、コモチカンラン(子持甘藍)、ブラッスルスプラウト
漢字
芽キャベツ
英名
brussels sprouts
学名
Brassica oleracea
家庭菜園の育てやすさ

メキャベツの解説

キャベツの仲間(変種)で、茎に小さなキャベツが鈴なりにつく。

栽培には冷涼な気候を好み、夏に種をまいて晩秋から収穫を始める。直径2~3cm程の大きさに結球した玉から、順次かきとり収穫をするが、うまく管理すれば翌年3月頃まで収穫が続く。

初心者は、秋に苗を植えて育てると栽培しやすい。

家庭菜園のメキャベツの育て方について

栽培適期

発芽適温15℃~30℃、生育適温18℃~22℃。8月下旬~9月頃に苗を植えて育てる。種から育てる場合は、7月頃にポットに種をまいて育苗する。

土壌の準備

pH6.0~6.5の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物の他、元肥は、チッソをやや多めに、リン酸・カリをバランスよく施す。

栽培期間が長いので、溝施肥にするのも効果的。

栽培方法

株間40cm~50cmで、本葉5~6枚に育った苗を植え付ける。育苗した苗を定植してもよい。追肥は、定植の2~3週間後から定期的に行う。

芽キャベツの玉は、茎から伸びる葉柄の付け根につく為、圧迫を避け、また、日光がよく当たるように、結球が始まったら付近の葉柄を摘み取る。但し、上部の葉柄は常に10~20本は残すようにする。

収穫

玉の直径が2~3cmになって固く締まったものから、かき取って収穫する。玉の付け根から手指でひねるようにすると、取りやすい。

ポイント

  • モンシロチョウウワバコナガなどのアオムシの食害に遭いやすいので、虫が少なくなる冬までの間は、寒冷紗や不織布などのトンネルを用いるなどして防除する。
  • 栽培期間が長い為、肥切れしないように注意する。
  • 栽培管理上、上部が重くなり株が不安定になって倒伏しやすくなる為、しっかりと土寄せをして安定させたり、短い支柱などを添えるとよい。
  • 地際近くには結球の緩い小さな玉がつくので、早めに取り除くと共に、下葉もかきとる。

メキャベツに発生する病気や生理障害一覧

メキャベツのオススメ料理について

形状を生かし、丸ごとさっと下茹でして、サラダや和え物、炒めものに利用する他、スープやシチューなどの具にも使う。

素揚げやフライにすると、風味が凝縮される。

最終更新日:
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