ホオズキ(食用)

食用ホオズキの果実は、熟すと黄色や淡いオレンジ色となり、味は甘酸っぱくフルーティー。ストロベリートマトやオレンジチェリーなどとも呼ばれ、欧米では生食の他、ジャムなどにして食する。
ホオズキの写真 出典: ぱくたそ
野菜分類
果菜類
野菜科目
ナス科
別名
カガチ、ヌカヅキ
カナ
ホオズキ
漢字
鬼灯、酸漿
英名
Chinese lantern plant
学名
Physalis alkekengi
家庭菜園の育てやすさ

ホオズキ(食用)の解説

樹形はナスピーマンに似て、樹勢は旺盛。花後は観賞用ホオズキと同形の袋状のガクをつけ、その中で果実が成熟する。果実は熟すと黄色や淡いオレンジ色となり、味は甘酸っぱくフルーティー。多くは草丈1m~1.5mに生育するが、果実が小さく草丈30cm未満の矮性種もある。

初心者は苗から育てると、栽培しやすい。

家庭菜園のホオズキ(食用)の育て方について

栽培適期

生育適温は20℃~30℃。寒さに弱い為、気温が十分に上がった5月頃に苗を植え付ける。収穫は、初秋から10月頃まで。

土壌の準備

pH6.5前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥はリン酸が多く、チッソ、カリをバランスよく含む肥料を控え目に施す。チッソが多いと過繁茂(葉ボケ)となり、実つきが悪くなる事があるので注意する。

地温保持と乾燥防止に、畝にポリマルチを張るとよい。

栽培方法

株間を50~60cm程とり、草丈20cm以上に育った苗を植え付ける。支柱を立てて仕立てるが、ピーマンと同様に主枝と一番花のすぐ下2本の枝を育てる三本仕立てにするとよい。支柱は各枝に沿うように立て、生長に応じて紐で誘引する。一番花より下の脇芽はすべて取り除き、側枝が混み合ってきたら、適宜剪定する。

追肥は、最初の実がついた頃からを目安に定期的に行うが、樹勢が強すぎる場合には、状況をみて追肥の量や要否の判断をする。

収穫

開花から45日~50日後頃の、ガクが褐色に変わった頃が収穫適期。熟したものから、適宜収穫する。

ポイント

  • 乾燥を嫌うので、土壌が乾燥しすぎないように、適宜水遣りをする。
  • 肥料は少なめを心掛ける。
  • 枝が繁り、たくさんの実をつけすぎると落果も多くなるので、適宜剪定や摘果をするとよい。

ホオズキ(食用)に発生する病気や生理障害一覧

ホオズキ(食用)のオススメ料理について

そのまま生食したり、サラダに加える。ピューレやジャムにしてもよい。

最終更新日:
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