エゴマ

シソの仲間で、外観は青紫蘇とよく似ている。半日陰でもよく育ち、病害虫にも強いため、栽培は容易。若い葉を食用とする他、種子もゴマのように利用できる。また種子からとれる油は、健康によいとして近年注目されている。
野菜分類
葉菜類
野菜科目
シソ科
別名
ジュウネン
漢字
荏胡麻
学名
Perilla frutescens
家庭菜園の育てやすさ

初心者向け

エゴマの解説

シソの仲間で、外観は青紫蘇とよく似ている。半日陰でもよく育ち、病害虫にも強いため、栽培は容易。

家庭菜園では、初夏から秋にかけて栽培できる。短日性植物の為、日長が短くなると花芽分化する。

種子は白種と黒種があり、若い葉を食用にする他、種子もゴマのように利用できる。

家庭菜園のエゴマの育て方について

栽培適期

発芽適温20℃前後、生育適温25℃前後。4月~5月の遅霜の心配がなくなった頃に苗を植え付ける。

発芽適温も20℃前後とやや高い為、種から育てる場合には、十分に暖かくなった4月下旬~5月に種まきする。

土壌の準備

pH6.0前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を少量施す。

栽培方法

株間を30cm程度とって、本葉5~6枚に育った頃の苗を植え付けるとよい。種から育てる場合には、1ケ所に5、6粒の種をまき、本葉が見えたら適宜間引きをして、本葉5~6枚で最終的に1株にする。

好光性種子の為、種まきの際の覆土は2~3mm程度と、薄くかけるようにする。ポットで苗を育てて定植してもよい。

追肥は基本的には不要だが、生育が悪かったり、葉色が悪い場合には、少量施すとよい。

収穫

葉は、草丈が30cm以上に育ってから、下葉から摘み取る。葉を多く取り過ぎると生育に影響するので、適度に葉を残しながら、適宜収穫する。花芽ができると葉が硬くなる為、それまでに収穫を終えるようにする。

種子を収穫する場合には、10月になり株の2/3程度が黄変したら、株元から刈り取り、雨が当たらない場所で1週間~10日程度乾燥させてから脱穀する。

ポイント

  • チッソが多いと徒長する事があるので、元肥は多肥にならないように注意する。
  • 日光を好むが、強い日光に当たると葉が硬くなる為、半日陰で栽培すると、比較的柔らかな葉が収穫できる。
  • 草丈20cm程の頃に摘芯すると、脇芽が増えて収穫量が多くなる。
  • 同じ豆類の植物と交雑しやすいので、種子を利用する場合には、近くにシソバジリコなどの同科の植物を栽培しないようにする。

エゴマに発生する病気や生理障害一覧

エゴマに発生する害虫一覧

エゴマのオススメ料理について

葉は韓国料理でよく利用される。他の野菜と共に肉を巻いて食したり、醤油漬けやキムチにされる。

種子はゴマと同様に利用できる。

最終更新日:
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