ゴマの解説
種子の色によって、白ゴマ・黒ゴマ・黄ゴマ・金ゴマに分かれ、それぞれに風味が異なる。
寒さには弱いが、乾燥や高温に強く病害虫にも強い為、栽培は難しくない。真夏に旺盛に生育し、草丈は1m~1.5m程に育つ。
家庭菜園のゴマの育て方について
栽培適期
発芽適温、生育適温共に20℃~25℃。十分に気温が上がった5月頃に種をまき、秋に収穫する。
土壌の準備
pH6.0前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には、石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。
地温の保持や乾燥防止に、畝にポリマルチを張るとよい。
栽培方法
条間35cm~40cmですじまき、または20cm間隔で4~5粒程の点まきにする。好光性種子の為、覆土の厚さは5mm~1cm程。しっかり鎮圧してたっぷりと水遣りをする。
発芽したら、本葉4~5枚の頃までに株間20cm程になるように間引き、追肥と土寄せをする。
収穫
開花後、下の方の数莢が褐色になって裂開を始めたら、刈り取って、雨の当たらない場所で乾燥させる。すべての莢が褐色になったら脱穀し、ゴミなどを取り除いて保存する。
刈り取り収穫をせず、褐色に成熟した莢から随時摘み取って収穫してもよい。
ポイント
- 寒さに弱い為、十分に気温が上がってから種まきをする。
- 草丈が高く、強風などで倒伏しやすい為、他の作物に影響が少ない場所や、強風に晒されない場所で栽培するとよい。
- 収穫が遅れると、莢の裂開が進んで周囲に飛散するので、適時の収穫を心掛ける。