ベビーリーフの解説
家庭菜園のベビーリーフの育て方について
栽培適期
生育適温は野菜によって様々だが、15℃~25℃程度の気温帯であれば、多くの種類の野菜が生育する。最も育てやすいのは、春と秋。
土壌の準備
多くの野菜が好むpH6.0~6.5程度になるよう、必要な際は石灰を用いて土壌を中和するとよい。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。栽培期間が短いので、多肥である必要はない。
栽培方法
種をばらまきするか、条間10cm程で浅い溝を作り、1cm間隔ですじまきする。覆土の厚さは5mm~1cm程。レタス類などの好光性種子は、覆土が厚くならないように注意する。
発芽後に双葉が展開したら、混み過ぎた箇所を間引く。
追肥は、数回の収穫後に生育状況を見ながら、少量ずつ施す。
収穫
草丈が10cm程に育ったら、株元を数cm程残して外葉から切り取る。株ごとに葉をすべてとらずに多少残せば、新しい葉が次々に育つ。
草丈5cm程の頃に、間引きを兼ねた抜き取り収穫をしてもよい。
ポイント
- 作物によって発芽までの日数や生育速度が異なるので、生育速度が同じ、または近い野菜ごとに栽培地を分けると、生育速度が遅い野菜の生育に支障をきたさない。
- アブラナ科の野菜は生育初期より虫害を受けやすい為、防虫ネットや不織布などのトンネルを設置して栽培すると、虫害が軽減できる。
- 気温が上昇するにつれ生育が速くなる野菜が多い為、季節によっては、収穫が遅れないように注意する。
- ベビーリーフでなく、通常の大きさに育てる事もできるので、その際には株間を広げたり、移植を嫌わないものは植え替えて栽培するとよい。