アサツキ

古くから日本に自生していたネギの仲間で、生育には冷涼な気候を好む。ワケギに似ているが、多くはワケギより葉が細い。種球(球根)を植えて育てるが、よく分けつして増え、病害虫にも強いので、栽培は易しい。
野菜分類
茎菜類
野菜科目
ヒガンバナ科
別名
イトネギ、センブキ、センボンネギ、センボンワケギ、ヒメエゾネギ
漢字
浅葱
学名
Allium schoenoprasum var. foliosum
家庭菜園の育てやすさ

初心者向け

アサツキの解説

古くから日本に自生していたネギの仲間で、初秋に種球(球根)を植えて育てる。春と秋に数回刈り取り収穫ができ、生育と共に分けつして株が増える。

冬に地上部が枯れるが、春には再び萌芽し、初夏に開花した後に休眠する。休眠期に球根を掘り上げて涼しい場所で保管すれば、再び種球として植え付けて栽培できる。

ワケギに似ているが、ワケギより寒さに強い為、アサツキは関東以北で、ワケギは関東以西で多く栽培されている。早生種と晩生種がある。

家庭菜園のアサツキの育て方について

栽培適期

生育適温15℃~17℃。8月下旬~9月に種球を植え付ける。

土壌の準備

酸性土壌を嫌うので、pH6.5程度になるよう石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥は、チッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培方法

条間、株間共に15cm~20cmで、根部を下にして種球を2~3個ずつ、先端が土壌の表面から少し出る程度の深さに植え付ける。

追肥は、草丈10cmの頃と、収穫都度に少量ずつ施す。

収穫

草丈が20cm~30cmに生育したら、株ごと抜き取るか、株元を3cm~4cm程残して刈り取る。刈り取り収穫では、再び生育したら、何度も収穫できる。

ポイント

  • 初夏には葉が枯れて休眠期に入る為、掘り上げて涼しい日陰で保管すれば、再び秋に種球として植え付けられる。

アサツキに発生する病気や生理障害一覧

アサツキに発生する害虫一覧

アサツキのオススメ料理について

葉ネギと同様に利用できる。生で薬味に使う他、茹でればぬたなどの和え物にもなる。汁ものや煮もの、練りもの、卵焼きなどの彩りとしても使われる。

最終更新日:
アサツキをPotGraphストアで探す