スプラウトの解説
家庭菜園のスプラウトの育て方について
栽培適期
豆類、アブラナ科の植物は、20℃前後の気温であれば周年栽培できる。但し、梅雨時から夏はカビが発生しやすいので、清潔に管理する。
土壌の準備
水が漏れないよう、底に穴のない容器を用意し、スポンジや厚手のキッチンペーパーを敷くか、ゼオライトを1cm程の厚さに敷きつめて培地を作る。容器にザルを重ねて培地を敷くと、水替えの際に便利。
栽培方法
培地を水で十分に湿らせ、種を重ならないようにばらまきして暗所に置くか、通気が確保できて容器を覆える小箱や新聞紙などで遮光する。発芽するまでは、種が乾燥しないように霧吹きで水を与える。
発芽して根が張ったら、培地が十分に湿る程度に容器に水を注いで、毎日水替えをする。芽が5~6cm程度に育って双葉が開いたら、明るい場所に移動して緑化させる。
豆類のもやしは、豆を5~8時間浸水させた後に容器に豆を入れて暗所に置き、1日に1~2回程、豆をすすいで洗う。根を張らせる必要がないので、容器に敷くスポンジや紙などは必要ない。
収穫
2~3日間明るい場所に置いて、葉が緑に変わったら、ハサミなどで切り取る。種皮は取り除く。気温にもよるが、栽培開始から大よそ1週間~10日で収穫可能。
豆もやしは、根が2~5cm程に育ったら収穫できる。よく洗って種皮を取り除いて使用する。
ポイント
- スプラウト専用でない種は種子消毒がされているものが多いので、消毒されていないものや、スプラウト専用の種を使用する。
- 好光性種子(シソなど)のスプラウトを栽培する際は、暗所に置かずに明るい場所で発芽させ、後に遮光する。
- 栽培中は、培地が乾燥しないように注意する。
- 雑菌の混入によりカビが発生する事があるので、小まめに水替えしたり洗うなどして清潔を保つ。傷んだものは随時取り除くとよい。豆もやしを洗う際に外れた種皮なども、取り除く。
スプラウトに発生する病気や生理障害一覧
スプラウトのオススメ料理について
スプラウトは生でサラダや和え物に利用する。サンドウィッチの具やパスタのトッピングなどにも合う。
豆もやしはさっと茹でて和えものやおひたしにしたり、炒め物や汁ものなどに利用する。加熱しすぎると食感が損なわれるので注意する。