スプラウト

スプラウトは発芽直後の植物の新芽で、大別すると、かいわれ大根などの暗所で発芽させた後に光を当てて緑化させるものと、豆類のもやしなどの緑化させないものがある。栽培期間は短く、室内で管理する事が多い。
野菜分類
発芽野菜
野菜科目
その他
別名
発芽野菜、新芽野菜
漢字
発芽野菜
英名
sprout
家庭菜園の育てやすさ

初心者向け

スプラウトの解説

スプラウトは発芽直後の植物の新芽で、大別すると、カイワレダイコンなどの暗所で発芽させた後に光を当てて緑化させるものと、豆類のもやしなどの緑化させないものがある。

近年では、オクラヨウサイなど、様々な植物のスプラウトが流通しているが、初心者はアブラナ科ダイコンブロッコリーキャベツルッコラなど)や緑豆、アズキなどが育てやすい。

栽培期間が短く広い培地も不要な為、室内で管理できるが、小マメに水替えするなどの管理が必要。

家庭菜園のスプラウトの育て方について

栽培適期

豆類アブラナ科の植物は、20℃前後の気温であれば周年栽培できる。但し、梅雨時から夏はカビが発生しやすいので、清潔に管理する。

土壌の準備

水が漏れないよう、底に穴のない容器を用意し、スポンジや厚手のキッチンペーパーを敷くか、ゼオライトを1cm程の厚さに敷きつめて培地を作る。容器にザルを重ねて培地を敷くと、水替えの際に便利。

栽培方法

培地を水で十分に湿らせ、種を重ならないようにばらまきして暗所に置くか、通気が確保できて容器を覆える小箱や新聞紙などで遮光する。発芽するまでは、種が乾燥しないように霧吹きで水を与える。

発芽して根が張ったら、培地が十分に湿る程度に容器に水を注いで、毎日水替えをする。芽が5~6cm程度に育って双葉が開いたら、明るい場所に移動して緑化させる。

豆類のもやしは、豆を5~8時間浸水させた後に容器に豆を入れて暗所に置き、1日に1~2回程、豆をすすいで洗う。根を張らせる必要がないので、容器に敷くスポンジや紙などは必要ない。

収穫

2~3日間明るい場所に置いて、葉が緑に変わったら、ハサミなどで切り取る。種皮は取り除く。気温にもよるが、栽培開始から大よそ1週間~10日で収穫可能。

豆もやしは、根が2~5cm程に育ったら収穫できる。よく洗って種皮を取り除いて使用する。

ポイント

  • スプラウト専用でない種は種子消毒がされているものが多いので、消毒されていないものや、スプラウト専用の種を使用する。
  • 好光性種子(シソなど)のスプラウトを栽培する際は、暗所に置かずに明るい場所で発芽させ、後に遮光する。
  • 栽培中は、培地が乾燥しないように注意する。
  • 雑菌の混入によりカビが発生する事があるので、小まめに水替えしたり洗うなどして清潔を保つ。傷んだものは随時取り除くとよい。豆もやしを洗う際に外れた種皮なども、取り除く。

スプラウトに発生する病気や生理障害一覧

#カビ類   

スプラウトのオススメ料理について

スプラウトは生でサラダや和え物に利用する。サンドウィッチの具やパスタのトッピングなどにも合う。

豆もやしはさっと茹でて和えものやおひたしにしたり、炒め物や汁ものなどに利用する。加熱しすぎると食感が損なわれるので注意する。

最終更新日:
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