カイワレダイコンの解説
カイワレダイコンは発芽直後の大根の新芽で、子葉が展開した様子が、二枚貝が割れた(開いた)ように見える事から貝割れ(カイワレ)ダイコンと呼ばれている。
栽培は容易で、大根の種を暗所で発芽させ、数cm生育した後に日光に当て、緑化させてから収穫する。
栽培期間が短く、土や広い培地も不要な為、室内で管理できるが、小マメに水替えするなどの管理が必要。
家庭菜園のカイワレダイコンの育て方について
栽培適期
20℃前後の気温であれば周年栽培できる。但し、梅雨時から夏はカビが発生しやすいので、清潔に管理する。
土壌の準備
水が漏れないよう、底に穴のない容器を用意し、スポンジや厚手のキッチンペーパーを敷くか、ゼオライトを1cm程の厚さに敷きつめて培地を作る。
容器にザルを重ねて培地を敷くと、水替えの際に便利。
栽培方法
培地を水で十分に湿らせ、種を重ならないようにばらまきして暗所に置くか、通気が確保できて容器を覆える小箱や新聞紙などで遮光する。発芽するまでは、種が乾燥しないように霧吹きで水を与える。
発芽して根が張ったら、培地が十分に湿る程度に容器に水を注いで、毎日水替えをする。
芽が5~6cm程度に育って双葉が開いたら、明るい場所に移動して緑化させる。
収穫
2~3日間明るい場所に置いて、葉が緑に変わったら、ハサミなどで切り取る。種皮は取り除く。
気温にもよるが、栽培開始から大よそ1週間~10日で収穫可能。
ポイント
- スプラウト専用でない種は種子消毒がされているものが多いので、消毒されていないものや、スプラウト専用の種を使用する。
- 栽培中は、培地が乾燥しないように注意する。
- 雑菌の混入によりカビが発生する事があるので、小まめに水替えしたり洗うなどして清潔を保つ。
カイワレダイコンに発生する病気や生理障害一覧
カイワレダイコンのオススメ料理について
主に、生でサラダや和え物に利用する。料理に緑色の彩りを加える為のトッピングにも便利。
また、さっと茹でて和えものやおひたしにしたり、汁ものなどにも利用できる。加熱しすぎると食感が損なわれるので注意。