ヨウサイ

サツマイモと同じ仲間で、真夏の高温下でも旺盛に生育するつる性植物。茎の内部が空洞となっているのが特徴で、空芯菜(クウシンサイ)とも呼ばれる他、エンサイ(エンツァイ)、アサガオ菜などとも呼ばれ、夏場の青菜として重宝される。
野菜分類
茎菜類
野菜科目
ヒルガオ科
別名
クウシンサイ、空心菜(コンシンツァイ)、通菜(トンツァイ)
漢字
蕹菜
英名
water morning glory
学名
Ipomoea aquatica
家庭菜園の育てやすさ

初心者向け

ヨウサイの解説

サツマイモと同じ仲間で、真夏の高温下でも旺盛に生育するつる性植物。茎の内部が空洞となっているのが特徴で、夏場に不足しがちな青菜として重宝される。

初夏に種まきすれば、気温が下がる10月頃まで長く収穫が可能。挿し芽でも簡単に発根するので、株を増やすのも容易。

病害虫に強い為、初心者でも育てやすい。

家庭菜園のヨウサイの育て方について

栽培適期

発芽適温は20℃~30℃、生育適温は25℃~30℃。気温が十分に上がった5月以降に種をまき、気温が下がる10月頃まで収穫できる。

土壌の準備

pH6.0~6.5の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソがやや多めで、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培方法

株間を30cm程とり、1ケ所に3粒の点まきにする。覆土の厚さは1cm程度。発芽したら本葉2~3枚で1ケ所1~2株に間引く。ポットで苗を育てて定植してもよい。

挿し芽でも容易に発根する為、生長点から10~15cmで摘み取った葉茎を水に挿し、発根したらポットに植え付けて苗を作ってもよい。草丈30cm程に育ったら摘芯し、脇芽の生育を促す。

追肥は、収穫が始まったら定期的に行う。

収穫

脇芽が20cm~30cm伸びたら、随時摘み取って収穫する。生育が旺盛な為、適時の収穫を心掛ける。

ポイント

  • 水分が浸透しづらい硬実種子の為、一晩浸水させてから種まきすると、発芽しやすい。
  • 多湿を好むので、土壌が乾燥しないよう敷き藁などをして適宜灌水すれば、柔らかい葉茎が収穫できる。

ヨウサイに発生する害虫一覧

ヨウサイのオススメ料理について

味にクセがなく、シャキシャキした歯触りが持ち味で、主に炒めものに利用される。茹でておひたしや和えものにしてもよい。

柔らかい茎や葉は、細切りしてサラダとして生食もできる。

最終更新日:
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