オランダガラシ

ピリッとした辛みとほのかな苦みが特徴のハーブで、一般にはクレソンの名で流通している。川辺などに自生している事も多い。
野菜分類
葉菜類
野菜科目
アブラナ科
別名
クレソン、クレス、ウォータークレス、ミズガラシ
漢字
和蘭芥子
英名
watercress
学名
Nasturtium officinale
家庭菜園の育てやすさ

オランダガラシの解説

ピリッとした辛みとほのかな苦みが特徴のハーブで、一般にはクレソンの名で流通している。生育には冷涼な気候と湿地を好み、川辺などに群生して自生している事も多い。

6月頃には白い小さな花をつける。挿し芽でも容易に発根して株を増やす事ができるので、食用に市販されているクレソンを利用して栽培する事もできる。

水切れに弱い為、いつでも水遣りができる畑や、水を張った容器にプランターや鉢を浸すなどした栽培が向く。

家庭菜園のオランダガラシの育て方について

栽培適期

発芽適温20℃前後、生育適温15℃~20℃。春(4月~5月頃)か秋(9月頃)に種をまいて育てる。挿し芽はいつでもできるが、春や秋に行うと生育がよい。

土壌の準備

pH7.0前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥は、チッソ・リン酸・カリをバランスよく含む肥料を施す。

プランターや鉢での栽培では、川砂を半量程混ぜるとよい。

栽培方法

育苗箱やビニールポットに種をまき、薄く覆土して、発芽まで水切れさせないように注意して管理する。発芽したら適宜間引きし、草丈4cm~5cmに育ったら、株間15cm~20cmで定植する。

市販の食用クレソンを水に挿して発根させ、植え付けてもよい。

追肥は、生育状態を見ながら適宜施すが、液肥の使用も有効。

収穫

草丈15cm以上に育ったら、下の方の節を少し残して10cm~15cm程の柔らかい葉茎を摘み取り収穫すると、残した節から脇芽が次々に伸びる。

ポイント

  • 土壌は常に湿った状態を保つ。
  • 水を張った容器にプランターなどを浸す場合には、小まめに水替えをする。
  • 暑さや水温の上昇に弱いので、夏季は涼しい場所に移動させたり、遮光して栽培するとよい。
  • 低温期には葉の辛みが強くなったり、霜で株が傷む事がある為、厳寒期には暖かい場所に移動させたり保温するとよい。

オランダガラシに発生する病気や生理障害一覧

オランダガラシに発生する害虫一覧

オランダガラシのオススメ料理について

生で、肉料理や魚料理などの付けあわせやサラダに利用される事が多いが、さっと茹でて和え物にしたり、軽く炒めたり、天ぷらにしても食べられる。

最終更新日:
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