- 害虫の発生時期
- 4月 〜 10月
カメノコハムシの解説
成虫は体長8mm前後で円形や楕円形をしており、体色は茶褐色。背部に亀のような模様があり、頭頂部は突き出るように発達している。
幼虫は緑色をした体長8mm程の扁平な紡錘形で、周囲体側に多くの棘状突起を持つ。脱皮殻や糞を尾につけてシャチホコ状に反っているのが特徴。
成虫、幼虫共にホウレンソウやフダンソウなどのアカザ科（ヒユ科）作物の葉を食害し、直径数mm～1cm程の円形や不定形の穴を多数あける。
ヨツモンカメノコハムシのように、サツマイモの葉を食害する種類もいる。
家庭菜園でのカメノコハムシの被害内容について
葉の食害により、作物の生育が抑制される。多発すると被害は大きい。
葉菜類は食害されると美観を損ね、品質が低下する。
家庭菜園でのカメノコハムシの予防について
成虫は落ち葉や残渣の下で越冬する為、畑にそれらを残さない。
シロザやアカザ科などの雑草地が発生源となる事が多いので、周辺の雑草は除草する。
葉菜類は防虫ネットなどで被覆して、成虫の侵入や産卵を防止する。
卵は葉裏に産み付けられる為、発見したら、孵化する前に駆除する。
家庭菜園でのカメノコハムシの対策について
無農薬
補殺する。動きは鈍いので、捕捉しやすい。葉裏にいる事が多い為、食害跡を発見したら、葉裏を点検するとよい。
農薬
スミチオン、トクチオン、テルスターなどを散布する。
