ヒルガオ科

蔓性または茎が地面を這う性質をもつ。花ではアサガオ、野菜ではサツマイモが代表的な植物。
サツマイモの写真 出典: photo AC
英名
morning glory
学名
convolvulaceae

ヒルガオ科の解説

熱帯、亜熱帯を中心に分布する草本または低木で、蔓性または茎が地面を這う性質をもち、花弁が合生したラッパ状の花を咲かせる。

野菜ではサツマイモが代表的な植物で、地中には芋が育ち、地上には蔓が繁る。芋の他、蔓も食用となる。本州では殆ど花を見る事はないが、夏季が酷暑や干ばつ気味の気候の年に稀に開花する事がある。

葉菜類ではヨウサイがこの科に含まれる。

サツマイモヨウサイ共に茎(蔓)の節から不定根が発生して活着しやすい為、生育した茎を切り、土壌に挿して栽培する事が出来る。

ヨウサイは種を播いて育てるのが一般的だが、サツマイモは蔓を苗として栽培するのが一般的。発根した不定根が肥大して芋となる。

高温性の植物の為、気温、地温が十分に上昇した環境で栽培する。寒さには弱い。

サツマイモにはチッソ固定能力がある為、痩せた土地でもよく育つ。むしろ肥料が多いと蔓ばかりが繁って芋が肥大しない「蔓ぼけ」を起こしやすい為、注意が必要。

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