ナスタチウムの解説
家庭菜園のナスタチウムの育て方について
栽培適期
発芽適温は15℃~25℃、生育適温は12℃~23℃。春(4月~5月中旬頃)に種をまいて育てる。
秋(9月頃)に種をまいて暖かい場所で越冬させ、大株にする事もできる。
土壌の準備
pH6.0前後の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥はリン酸が多めで、チッソ、カリをバランスよく含む肥料を施すが、チッソが多いと花つきが悪くなるので注意する。
水はけのよい土壌と、夏は半日陰になる場所が好ましい。
栽培方法
ポットに2~3粒の種をまき、1cm程の厚さに覆土する。一晩、種を浸水させてからまくと発芽しやすい。
発芽したら適宜間引きして本葉2~3枚までに1本立ちにし、株間20cmで定植する。
追肥は、開花期に定期的に施す。
収穫
株がある程度大きくなったら、葉や蕾、開花した花を必要な分だけ、都度摘み取って収穫する。
実を収穫する際には、まだ青い状態のものを収穫する。
ポイント
- 多湿を嫌うので、土壌は乾かし気味に管理するとよい。
- 本葉4~6枚の頃に摘芯すれば、脇芽が伸びてボリュームのある株になる。
- 開花後の花がらなどは、こまめに摘んで取り除く。
- 夏の高温多湿の時期に株が蒸れて弱ったら、1/3程度まで切り戻すとよい。