レンコン

レンコンは、肥大した食用ハス(蓮)の地下茎。水生植物で、池や田などの水と土のある環境で生育する。
ハスの花の写真 出典: photo AC
野菜分類
根菜類
野菜科目
ハス科
別名
はすね、蓮茎、藕
漢字
蓮根
英名
Lotus
学名
Nelumbo nucifera
家庭菜園の育てやすさ

レンコンの解説

レンコンは、肥大した食用ハス(蓮)の地下茎。観賞用品種の地下茎は、あまり肥大しない。

水生植物で、池や田などの水と土のある環境で生育する為、栽培する際には池を作るか、大きな容器に田土などの粘土質の土と水を入れて栽培する。地下茎が長く伸びるので、1株の栽培につき、おおよそ一畳程の広さが必要。

春に芽のついた種レンコン(地下茎)を植え付け、生育した地下茎を秋から冬に掘り上げて収穫する。観賞用品種に比べると花の数は少なく、咲かない事もあるが、花後にできるハスの実(種)も食用になる。

種から栽培する際には、硬い表皮をヤスリなどで削ってから水を入れたコップなどに浸し、発芽させてから植え付ける。

家庭菜園のレンコンの育て方について

栽培適期

生育適温は25℃~30℃。春(4月頃)に種レンコンを植え付ける。

土壌の準備

栽培環境には、田土などの粘土質の土壌と十分な水が必要。池を作る際には、40~50cm程の深さに地面を掘り、水が漏れないように大型のビニールシートなどを敷いて底と壁面を覆い、土を30cm程埋め戻すとよい。

土壌のpHは5.5~6.0程度に調整し、作付けの1ケ月以上前までに堆肥などの腐植物と適度な水分を加えてよく混ぜ、馴染ませておく。

容器栽培の場合は、大きくて深い容器に同様の環境を作る。水は、水深10cm以上となる程度に張る。水枯れ防止の為、栽培池はすぐに水を補充できる場所が望ましい。

栽培方法

芽つきの種レンコン(地下茎)を購入し、土中約15cmの深さに水平または芽を下にして斜めに植え付ける。芽の方向に地下茎が伸びる為、複数株を植える場合には、向きをずらして離して植え付けるとよい。

生育が進むと最初は浮き葉が出現し、次に立ち葉が次々と生える。夏には花が咲き、花後にはハスの実(種)ができる。

追肥は、5月頃から生育状況を見て施す。緩効性の固形肥料を土に埋めるとよい。

収穫

通常は、茎葉の黄変や倒伏が進んだ10月頃から収穫するが、8月下旬頃から収穫する事もできる(新レンコン)。水を抜き、レンコンを傷つけたり折らないように慎重に掘り上げる。水が張ったままの環境を保てば、翌年まで必要な分だけ都度収穫する事もできる。

ポイント

  • 水枯れしないように注意する。
  • 水深が深すぎると水温が上昇しづらく、浅いと夏の高温期に水温が上昇しすぎて病害を招きやすい為、気温によって水量を調節するとよい。栽培池の大きさにもよるが、気温の低い植付け時には20cm程の深さにして地温を保ち、気温が上昇する5月頃には10cm程、真夏には水を足したりがけ流したりして、水温が上昇しすぎないようにするとよい。
  • 多肥は水の腐敗や藻の繁殖との原因となる為、注意する。肥料は水に入れるのではなく、土に埋めるようにする。
  • 土壌中の鉄分によりレンコンの表皮が赤褐色(赤シブ)となる事があるが、食用や味に問題はない。白く仕上げたい場合には、収穫の10日以上前に茎を刈り取ってレンコンの呼吸を止める「茎倒し」を行うとよい。

レンコンに発生する病気や生理障害一覧

レンコンに発生する害虫一覧

レンコンのオススメ料理について

一般的には加熱して食する。短時間の加熱ではシャキシャキした食感を楽しめる為、薄く切って酢のものやサラダ、キンピラなどの炒めものなどでよく食べられる。素揚げしたり天ぷらなどにしてもよい。やや厚めに切って煮ものに利用する事も多い。

すりおろして団子などにすると、もちもちした食感になる。白く仕上げたい場合や粘りを抑えたい場合には、酢水に晒すとよい。

ハスの実は、青い未熟な実は甘みとほのかな苦みがあり、生で食べらる。熟したハスの実(種)は薬膳料理によく用いられ、硬い表皮を取り除き、煮たり、炒めたり、粥に入れたり汁粉などにして食べられる。

最終更新日:
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