チョロギ

地下に育つ小さな巻貝のような形状の塊茎を食用にする。縁起ものとして、梅酢などで赤く染めて正月のお節料理に利用される事が多いが、最近ではチョロギに含まれる栄養成分が注目されている。
野菜分類
根菜類
野菜科目
シソ科
別名
チョウロギ、草石蚕、丁呂木、丁梠、ネジ芋、法螺芋
漢字
丁呂木
英名
chinese artichoke
学名
Stachys affinis
家庭菜園の育てやすさ

チョロギの解説

地下に育つ小さな巻貝のような形状の塊茎を食用にする。収穫した塊茎は乳白色だが、縁起ものとして梅酢などで赤く染めて正月のお節料理に利用される他、味噌漬けや醤油漬けなどに利用される事が多い。

オリゴ糖を多く含む他、脳細胞を活性化する成分が含まれているとの事から、最近ではその栄養成分が注目されている。

春に塊茎を植え、秋に掘り上げて収穫するが、病害虫の心配は少なく、栽培は容易。

家庭菜園のチョロギの育て方について

栽培適期

発芽適温15℃~20℃。春(3月~4月頃)に塊茎を植え付ける。

土壌の準備

土壌の適応性は広いが、石灰などを混和してpH6.0前後になるよう調整するとよい。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施すが、多肥の必要はない。

栽培方法

株間20cmで、塊茎を横にして5~8cm程の深さに植え付ける。萌芽し、草丈が10cm程になったら土寄せをする。

生育が芳しくない場合のみ、6月頃に追肥を施すとよい。

収穫

晩秋になり、茎葉が枯れてきたら株を掘り上げる。塊茎は地下3cm~6cm程の浅い位置にできるが、ストロンは広く伸びる為、掘り残しに注意して丁寧にさらう。掘り残すと、翌年に盛んに萌芽する。

ポイント

  • 浅根性の為、土壌の乾燥に注意する。夏に半日陰になるような場所で栽培したり、乾燥防止にポリマルチや敷き藁をするとよい。
  • 草丈が高くなったら、支柱を立てるなどして倒伏を防止する。

チョロギに発生する病気や生理障害一覧

チョロギに発生する害虫一覧

チョロギのオススメ料理について

梅酢漬けや味噌漬け、醤油漬けなどの漬けものにするのが一般的だが、加熱するとユリネのようなホクホクした食感になるので、茹でてサラダに加えたり、揚げものや椀もの、茶碗蒸しなどにも利用できる。

バターで炒めるなどして、つけあわせにしてもよい。

最終更新日:
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