ミント

清涼感が特徴のハーブ。料理やお茶、酒の他、アロマテラピーにも利用される。強い清涼感があるものや、リンゴやレモンのような香りがあるもの等、多くの品種がある。
スペアミントの写真 出典: photo AC
野菜分類
ハーブ類
野菜科目
シソ科
別名
ハッカ(薄荷)
漢字
薄荷
英名
mint
学名
Mentha
家庭菜園の育てやすさ

ミントの解説

清涼感が特徴のハーブ。料理やお茶、酒の他、アロマテラピーにも利用される。

生育には冷涼な気候を好み、春と秋に種まきができるが、初期生育が緩慢な為、大量に必要がない場合には、苗を購入して栽培した方が手軽。挿し芽でも容易に発根し、株を増やす事ができる。

多年草の為、冬に地上部が枯れても、春には再び萌芽する。生育が非常に旺盛で、地下茎を伸ばして広く繁殖する為、近隣の作物の生育に影響を及ぼす恐れがある場合には、素焼きの鉢などに植え、鉢ごと土壌に埋め込むなどして、根圏を制限するとよい。

強い清涼感があるものや、リンゴやレモンのような香りがあるもの等、多くの品種がある。

家庭菜園のミントの育て方について

栽培適期

発芽適温20℃~25℃、生育適温15℃~25℃。春か秋に苗を植えて育てる。種から育てる場合には、3月~5月、または9月中旬~10月に種をまいて育苗する。

土壌の準備

pH6.5~7.0の中性寄りの土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥は、チッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培地は、半日陰が好ましい。

栽培方法

株間30cm程で、本葉4~5枚程に育った苗を植え付ける。定植後は、1ケ月に1度を目安に、定期的に追肥を施す。

収穫

生育して葉数が増えたら、若い葉を適宜摘みとる。7月~8月の開花期を迎えると葉が小さくなる為、それ以前に大きく刈りこむとよい。

ポイント

  • 乾燥に弱い為、水切れに注意する。
  • 放置すると繁殖しすぎるので、適宜間引きや株分け等、株の更新や整理をするとよい。
  • 他のシソ科とも交雑しやすいので、注意する。

ミントに発生する病気や生理障害一覧

ミントに発生する害虫一覧

ミントのオススメ料理について

清涼感と色味を生かして、菓子に添えてアクセントにしたり、サラダに加えたりする。

ハーブティーの原料にもなる。また、リキュールに漬けてミント酒にしたり、生葉をカクテルに利用する事もある。

ペーストにして野菜や魚介類に和えたり、タンドリーチキンに添えたりする事もある。

陰干しや電子レンジ等で乾燥させてドライミントにすれば、長く保存でき、エスニック料理のミックススパイスのひとつとしても利用できる。

最終更新日:
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