シマツナソ

一般に、モロヘイヤという名で流通している。栄養価が高く、古くから栽培されているエジプトでは、クレオパトラも好んで食べたと言われる。高温性の植物で、夏でも旺盛に育つ。
モロヘイヤの写真 出典: photo AC
野菜分類
葉菜類
野菜科目
アオイ科
別名
モロヘイヤ、タイワンツナソ、ナガミツナソ、ジュート
漢字
縞綱麻
英名
nalta jute
学名
Corchorus olitorius
家庭菜園の育てやすさ

シマツナソの解説

真夏の高温下でも旺盛に生育する高温性植物。生育すると、背丈は1m以上にもなる。

若い葉と茎の柔らかい部分を食用とし、きざむとねばねばした食感があるのが特徴。栄養価が高く、夏場に不足しがちな青菜としても重宝される。

短日性で、日が短くなると開花して種をつけるが、その種は有毒である為、食さないように注意する。

初夏に種まきすれば、気温が下がる10月頃まで長く収穫が可能。

病害虫に強い為、初心者でも育てやすい。

家庭菜園のシマツナソの育て方について

栽培適期

発芽適温は30℃以上、生育適温は25℃~30℃。気温が十分に上がった5月以降に種をまき、気温が下がる10月頃まで収穫できる。

土壌の準備

pH6.0~6.5の土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥はチッソがやや多めで、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。

栽培方法

株間を30cm程とり、1ケ所に数粒の点まきにする。覆土の厚さは5mm~1cm程度。発芽したら本葉3~4枚で1ケ所1株に間引く。ポットで苗を育てて定植してもよい。

草丈40~50cm程に育ったら摘芯し、脇芽の生育を促す。

追肥は、収穫が始まったら定期的に行う。

収穫

脇芽が伸びたら、葉先の柔らかい部分15cm程を随時摘み取って収穫する。生育が旺盛な為、適時の収穫を心掛ける。

ポイント

  • 土壌が乾燥しすぎないよう敷き藁などをして適宜灌水をする。

シマツナソに発生する病気や生理障害一覧

#黒星病   

シマツナソに発生する害虫一覧

シマツナソのオススメ料理について

若い葉と茎の柔らかい部分を加熱して食する。さっと茹でて和えものやおひたしにしたり、揚げてもよい。茹でた葉をきざむと粘りが出るので、その食感を生かして和えものやソースにも使われる。

乾燥して砕き、ふりかけにしても食べられる。

中東などでは、きざんでスープにしたり、煮込み料理に利用する事が多い。

最終更新日:
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