花蕾の形状が楕円形や凸凹などの不整形となり、着色も不均一となる症状。ブロッコリーやカリフラワーに生じる生理障害。
主に葉や葉柄に水浸状の病斑を生じ、やがて腐敗、枯死する。
生長点が生育停止して葉が分化せず、花蕾が形成されない現象で、ブロッコリーやカリフラワーに発生する生理障害。
一部の蕾が褐変、枯死する。ブロッコリーに発生する生理障害で、花蕾に部分的に褐色が混じった外観となる。
葉に白色や黄色の不定形の斑点を生じ、やがて黄褐色や黒褐色の病斑に変化して細胞が枯死する。
早期に花芽分化し、小花蕾となる生理障害で、ブロッコリーやカリフラワーなどに発生する。
収穫前のイネやソバ、ムギ類が穂上で種子が発芽してしまう現象の生理障害。
果実が真直ぐに伸びずに曲がる症状。キュウリやピーマン類、オクラなどに多くみられる生理障害。
茎の地際部や塊根、塊茎に紫褐色の菌糸が網目のように絡みつく。病勢が強いと地上部が生育不良となったり地下部が密な菌糸束に覆われて軟化、腐敗する。
主に葉に濃緑色や淡緑色の濃淡が現れるモザイク状のふ入り症状が生じ、新葉が小型化したり縮緬状となる奇形や壊疽斑点を生じて株が萎縮する。
幼苗時と出穂期以降に発病する。幼苗では幼芽が湾曲し、褐色となって腐敗、枯死する。籾の発病では基部が乳白色や淡褐色となり、稔実不良となる。
主にイネに発生する病害で、水際付近の葉鞘に水浸状の病斑が生じる。上部に進展して穂が侵されると、収量や品質が低下する。ショウガやミョウガにも発生する。
個々の蕾が異常生育して粒状の突起となる生理障害。カリフラワーに発生する。
葉が急激に萎凋し、やがて全体が落葉枯死する。茎を切断すると維管束に褐変が見られる。
花蕾の間から小葉が発生する症状。ブロッコリーやカリフラワーに見られる生理障害で、さし葉や葉挿しとも呼ばれる。