落葉病の病気・生理障害詳細

病原は糸状菌の一種で土壌伝染し、アズキやダイズなどを侵す。

発病すると下葉から萎凋が始まり、次第に上位葉に拡大して株全体が落葉枯死する。罹病株の茎を切断すると、維管束が褐色や黒褐色に変色している。

比較的冷涼な気候で発病しやすい。また、センチュウの加害が発病を助長する。

生長不良となる。病勢が強いと株が枯死する。

子実が細粒化して品質が損なわれたり、減収する。

• 連作を避ける。イネ科作物との輪作が有効といわれる。
• 抵抗性品種を選定して栽培する。
• 太陽熱などを利用した土壌消毒を行う。
• 発病を助長するセンチュウの防除を行う。

無農薬

発病株は抜去し、伝染源となる残渣は丁寧に除いて畑から持ち出す。

農薬

登録農薬はないが、対象作物に登録のある土壌消毒剤（くん蒸剤など）がセンチュウ防除も含めて有効な場合がある。