曲がり果

果実が真直ぐに伸びずに曲がる症状。キュウリやピーマン類、オクラなどに多くみられる生理障害。
カナ
マガリカ
病気の発生時期
5月 〜 10月

曲がり果の解説

変形果の一種で、果実が真直ぐに伸びずに曲がる症状。

日照不足や低温、高温乾燥、肥料不足、着果過多などにより草勢が衰えた際に生じる生理障害で、株の老化によっても生じやすい。

ピーマントウガラシ類、キュウリオクラナスなどに多く見られ、キュウリなどは果実が肥大する際に地面やネットなどの障害物に当たっても生じる事がある。オクラなどは、害虫の食害により曲がり果となる事がある。

家庭菜園での曲がり果の被害内容について

美観が損なわれるが、食しても問題はない。

家庭菜園での曲がり果の予防について

  • 肥料不足とならないように適切な施肥管理を行う。
  • 株に過度の負担がかからないよう果実のとり遅れに注意すると共に、摘果や摘葉、蔓の整理などを適度に行う。
  • 敷き藁やポリマルチなどを利用して、土壌の乾燥防止に努める。
  • キュウリは開花時の子房がすでに曲がっているもの、ピーマン類は奇形花に着く果実は曲がり果となる場合が多い為、摘果、摘花してもよい。

家庭菜園での曲がり果の対策について

無農薬

曲がり果が発生した際には予防策を実施して、以降の発生を防止する。

キュウリなどは開花2日後頃に曲がりが見られたら、果実の尻部に重りを吊るしたり、筒状のクリップで挟んで矯正する事が出来る。

農薬

なし

曲がり果が発症する野菜一覧

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