オカヒジキの解説
海草のヒジキに似た多肉質の作物で、若い茎を摘み取り収穫する。
生育期間が短く盛んに分枝し、病害虫に強い為、初心者でも育てやすい。短日性で、7月~10月にかけて花を咲かせる。
家庭菜園のオカヒジキの育て方について
栽培適期
発芽適温、生育適温共に20℃~25℃。温暖な気候を好む為、十分に地温が上がった4月~5月に種をまく。初夏から花が咲く頃まで収穫できる。
土壌の準備
pH6.5~7.0の中性寄りの土壌を好むので、酸度調整が必要な際には石灰を混ぜて中和する。堆肥などの腐植物に加え、元肥は、チッソ、リン酸、カリをバランスよく含む肥料を施す。
栽培方法
条間20cmで種をすじまき、又はばらまきする。覆土の厚さは1cm程で、しっかりと鎮圧してたっぷり水遣りをする。
発芽したら、本葉3~4枚の頃までに、株間10cm程になるように間引く。
草丈10cm頃から定期的に追肥を行う。
収穫
草丈15cm以上に育ったら、先端10cm程を摘み取り収穫し、側枝の生長を促す。側枝が育ったら、同様に先端5~10cm程の摘み取り収穫を繰り返す。
手指でポキッと折り取れる部分からが柔らかい。
日が短くなって花を咲かせるようになると茎が硬くなるので、開花の頃には収穫を終えるようにする。
ポイント
- 短命種子の為、新しい種を使用しないと発芽しない。
- 種は1日程浸水させ、乾燥しないように湿った紙などで包んで冷蔵庫で数日間低温に遭わせると、発芽しやすくなる。
- 初期生育が遅いので、雑草に負けないよう、こまめに除草する。
- 土壌が乾燥しすぎたり肥切れすると葉茎が硬くなるので、注意する。
オカヒジキに発生する病気や生理障害一覧
オカヒジキに発生する害虫一覧
オカヒジキのオススメ料理について
味にクセがなく、シャキシャキした食感が特徴。さっと茹でてきざみ、サラダや和え物、汁もののの具に利用する。
食感が損なわれないよう、茹ですぎないように注意する。