マメ科

主に莢内の種子(豆果)や若莢、未熟豆果を食用とする。蔓性植物が多く、根には根粒を持つ。
エンドウの写真 出典: photo AC
英名
fabaceae
学名
Fabaceae syn. Leguminosae

マメ科の解説

マメ科作物は主に地上部にできる莢内の種子(豆果)や若莢、未熟豆果を食用とするもので、蔓性植物が多く、蝶形花を咲かせるのが特徴。

ダイズアズキ等のように完熟豆果である種子を食用とするものや、エダマメソラマメ等の莢内の未熟豆果を食用とするもの、インゲンマメ(サヤインゲン)やサヤエンドウなどの未熟豆果と若莢を食用とするものが主だが、アメリカホドイモのように、地下部に出来る塊根を食用とするものもある。シカクマメなどは、地上部に出来る若莢と地下部に出来る塊根共に食用となる。また、ラッカセイのように花後に子房柄を地下に伸ばして地中に莢をつけるものもある。

マメ科植物は根に根粒を持ち、大気中のチッソを固定して栄養分に変える根粒菌と共生している為、痩せている土地でもよく育ちやすく、多くの肥料を必要としない。むしろ、肥料を与えすぎると茎葉ばかりがよく育ち、実つきが悪くなる「蔓ぼけ」の症状が出やすい為、注意する。

マメ科作物は連作すると生育障害を起こしやすいと言われ、特にエンドウは連作により立枯病などの病害が発生しやすい為、数年間は同じ土地での栽培を避けるなどの対策が必要。

マメ科の野菜一覧

最終更新日:
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