- 害虫の発生時期
- 4月 〜 10月
コメツキムシの解説
成虫は、ひっくり返すとパチンと音を立てて跳ね起きるその様子が米をつく動作に似ているとして、この名がついたと言われる。
コメツキムシには、幼虫が腐植物を食べるものやコガネムシの幼虫などを捕食するものなど多くの種類がいるが、中でも幼虫が植物の根部や地下茎などを食害するトビイロムナボソコメツキムシ、マルクビクシコメツキムシ、コガネコメツキなどは農業害虫として「ハリガネムシ」とも呼ばれ、駆除の対象とされている。(寄生虫のハリガネムシとは異なる) 幼虫の体長は3cm(老齢期)で節のある細長い円筒形をしており、体色は光沢のある茶褐色。
成虫は春から夏に出現するが、幼虫は成虫になるまで3~4年間土中にいて、春から秋まで食害を続ける。
家庭菜園でのコメツキムシの被害内容について
根の食害により、作物の生育が阻害される。幼苗の時期に酷く食害されると株が枯死する事がある。
サトウキビなどは地下芽を食害されると分けつ数が減少し、減収する。
家庭菜園でのコメツキムシの予防について
家庭菜園でのコメツキムシの対策について
無農薬
次期作に備えて予防策を実施する。
農薬
土壌燻煙剤やダイアジノン、オルトランなどを土壌散布する。