シロイチモジマダラメイガ

蛾の仲間で、幼虫がマメ類の子実を食害する。ダイズの重要害虫として知られる。
害虫の発生時期
5月 〜 11月

シロイチモジマダラメイガの解説

幼虫は幼齢~中齢期の体色は乳白色で、生長につれ黄緑色や紫褐色に変わる。体長は老齢期で1.6mm程。

幼虫で越冬し、5月頃から羽化してマメ類の莢に産卵を始め、繁殖する。

卵の大きさは1mm以下で、莢に1粒ずつ産み付けられる。

孵化した幼虫は莢に穴を開けて侵入し、中の豆を食害して莢内に糞を残す。豆が小さいと食害後に別の莢に移動して食害を繰り返す為、被害が拡大する。

発生は東北南部以南に多く、北日本ではあまり見られない。

ダイズ類は遅まきや晩生種程、被害が少ない傾向がある。

家庭菜園でのシロイチモジマダラメイガの被害内容について

子実の食害(虫喰い豆)により減収する。多発すると被害は甚大。

家庭菜園でのシロイチモジマダラメイガの予防について

シロイチモジマダラメイガ多発時期に着莢期が重ならないように、マメ類の播種時期を調整する。ダイズは晩生種を選んだり、遅まきするとよい。

作物を防虫ネットで被覆して、成虫の侵入や産卵を防止する。

マメ科雑草で繁殖する事がある為、付近の雑草は除草する。

家庭菜園でのシロイチモジマダラメイガの対策について

無農薬

幼虫は莢内に潜り込む為、駆除は困難。早期に侵入穴のある莢を摘み取って廃棄する。

農薬

トレボン、スミチオン、マラソン、エルサンなどを散布する。

家庭菜園でシロイチモジマダラメイガが発生しやすい野菜一覧

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