ヨコバイ

カメムシの仲間で、成虫、幼虫共に植物に寄生して吸汁する。危険を察知すると横に歩いて移動する事から「横這い」の名がついたと言われる。
害虫の発生時期
3月 〜 10月

ヨコバイの解説

ヨコバイの種類は多く、様々な種類の作物に寄生して吸汁する他、病原のファイトプラズマを媒介する。

ツマグロヨコバイはイネに寄生して吸汁被害を与え、止葉や穂のスス病を誘発したり、萎縮病黄萎病矮化病を媒介する。ヒメフタテンヨコバイは、レタスシュンギクネギ類の萎黄病を伝搬したり、ミツバテング巣病を伝搬する。

成虫はセミを小型にしたような体型で、体長は1cm未満のものが多い。体色は種類によって様々だが、ツマグロヨコバイやヒメフタテンヨコバイは黄緑色をしている。幼虫は成虫より多少小型で翅がない。

春頃から発生するが、8月下旬~9月頃に最も多く発生する。

まれに人間の皮膚を刺して、痒みをもたらす事がある。

家庭菜園でのヨコバイの被害内容について

吸汁により作物の生育が阻害される。多発すると作物が枯死する事がある。

病原を媒介し、作物に萎縮病黄萎病矮化病を発病させたり、スス病を誘発する事がある。

家庭菜園でのヨコバイの予防について

目合いの細かい防虫ネットなどで作物を被覆して、成虫の侵入や産卵を防止する。

家庭菜園でのヨコバイの対策について

無農薬

補殺する。動きは俊敏ではない為、捕捉しやすい。

農薬

スミチオン、マラソン、アドマイヤー、オルトランなどを散布する。

家庭菜園でヨコバイが発生しやすい野菜一覧

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