黄萎病

イネに見られる病気で、分けつ期頃から新葉の黄化が始まり、やがて株全体が黄化、萎縮する。
カナ
オウシュクビョウ
病気の発生時期
5月 〜 9月

黄萎病の解説

病原はファイトプラズマと呼ばれる細菌で、吸汁性害虫のツマグロヨコバイによって媒介される。

保毒して越冬したツマグロヨコバイの幼虫が春頃に羽化して成虫となり、苗代や本田のイネに移動して病原を媒介し、伝染が始まる。

感染したイネは、1ケ月~3ケ月の潜伏期間を経て発病すると、分けつ数が増え、株の黄化、萎縮症状が発生する。

分けつ期頃に発病すると出穂しない事が多く、出穂期頃に発病すると穂は出すくみとなり、出穂しても不稔になる事が多い。

家庭菜園での黄萎病の被害内容について

感染した株は生育異常となり、出穂しなかったり不稔になるなどして減収する。

家庭菜園での黄萎病の予防について

ツマグロヨコバイの防除を徹底する。

罹病株のひこばえなどが翌年の感染源となる為、早期に抜去する。

家庭菜園での黄萎病の対策について

無農薬

発病すると治癒しない為、伝染源となる発病株は早期に抜去する。

農薬

ツマグロヨコバイ防除の為の農薬を早期に散布する。

黄萎病が発症する野菜一覧

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