- 害虫の発生時期
- 8月 〜 10月
マメシンクイガの解説
土中で越冬した幼虫が日長変化によって羽化し、8月~9月頃にかけて出現する。成虫はマメ科作物の幼莢に産卵し、孵化した幼虫は莢内に侵入して内部を食害する。
幼虫の体長は1cm前後で、幼齢期の体色は乳白色。老熟すると紅色を帯びた体色となる。
全国に分布するが、特に寒冷地や多湿地での発生が多い。また、夏季が冷涼な年に発生が多いと言われる。
茎や莢に毛じの多い品種に好んで産卵する傾向がある。
家庭菜園でのマメシンクイガの被害内容について
莢内の豆を食害する為、多発すると減収する。
家庭菜園でのマメシンクイガの予防について
作物を防虫ネットなどで被覆して、成虫の侵入や産卵を防止する。
土中で幼虫が越冬する為、マメ科作物の連作を避ける。
毎年の発生時期はあまり変動しない為、成虫の産卵期と作物の着莢期が重ならないように作付け、栽培する。
莢表面に産み付けられた卵を発見したら、孵化する前に莢ごと廃棄する。但し、卵は1mm以下と微小な為、発見しづらい。
家庭菜園でのマメシンクイガの対策について
無農薬
幼虫に侵入された莢を発見したら、莢ごと廃棄する。
農薬
スミチオン、ダイアジノン、トレボン、マラソンなどを散布する。