ネギの根に共生する微生物にはキュウリのつる割病などの土壌病原菌の増殖を抑える作用があり、ネギの匂い成分にはアブラムシやウリハムシなどの害虫を防除する効果がある。
この2種の野菜を混植する際には、キュウリ苗植付け時に根鉢より一回り大きな穴を掘り、穴の側面に沿わせるように3~4株のネギ苗を置き、中央にキュウリを配置する。生育と共に両者の根が絡み合う事により、キュウリの病気予防効果が高まる。
混植するネギはあまり小さなものだとキュウリの陰で光量不足により枯死してしまう可能性がある為、やや大き目の苗を使用するとよい。
なお、ネギとの混植はキュウリの他、メロンやカボチャなどのウリ科野菜全般で同様の効果が得られる。