- カナ
- ハヤケビョウ
- 病気の発生時期
- 7月 〜 10月
葉焼病の解説
まめ類に発生する葉焼病の病原は細菌の一種で、雨風により飛散して植物の傷口や気孔から侵入して感染する。
発病すると葉に淡緑色や淡赤褐色の小斑点が発生し、後に1~2mm程度の円形の褐色病斑となる。病斑の周囲は黄化し、次第に病斑は融合して全体が黄化する。
病斑部の葉裏がコルク化して、やや隆起するのが特徴。
発病が激しいと落葉し、株が枯死する事がある。
サトウキビに発生する葉焼病の病原は糸状菌の一種で、雨風により胞子が飛散して伝染する。
初めは黄色の小斑点を多数生じ、後に赤褐色となり、融合して周囲が黄色の褐色条斑となる。進行すると葉は枯死する。
いずれも降雨が多い年に発生が多い。
家庭菜園での葉焼病の被害内容について
光合成が阻害されて作物の生育が悪くなる。激しく発病すると、落葉して株が枯死する。
豆の肥大が不十分となり、減収する。また、未熟豆、奇形粒、しわ粒が増加して品質が低下する。
家庭菜園での葉焼病の予防について
- 連作を避ける。
- 抵抗性品種を栽培する。
- まめ類は種子伝染する為、健全な種子を使用する。
- 作物を傷つけないように注意して管理作業を行う。
- 害虫の食害跡から感染する事がある為、害虫防除に努める。
家庭菜園での葉焼病の対策について
無農薬
病葉は早期に摘葉し、他への伝染を防止する。激しく発病した株は抜去し、畑から持ち出して処分する。
農薬
マメ類にはZボルドー、バリダシンなどを散布する。