ニラの根に共生する微生物にはパプリカの青枯病などの土壌病原菌の増殖を抑える作用があり、ニラの匂い成分にはアブラムシなどの害虫を防除する効果がある。
この2種の野菜を混植する際には、パプリカ苗植付け時に根鉢より一回り大きな穴を掘り、ニラ数株の根を穴の底に敷くように置いて、その上にパプリカ苗を植え付ける。生育と共に両者の根が絡み合う事により、パプリカの病気予防効果が高まる。
パプリカの3本に仕立てた枝より下の脇芽を小まめに取り除くようにすると、ニラの風通しと日当たりがよくなって生育が促され、パプリカの病害虫予防効果も高まる。
なお、ニラとの混植はパプリカの他、ピーマンやピーマンでも同様の効果が得られる。