- 害虫の発生時期
- 4月 〜 11月
ゴボウハマキモドキの解説
成虫は体長1cm弱の昼行性の蛾で、食草の新葉などの柔らかな葉の葉裏に数粒ずつ産卵して繁殖する。
幼虫は幼齢期は白や淡黄色のイモムシで、生長すると淡緑色となり、体長は8~9mm程になる。
ゴボウやキクなどのキク科植物の葉裏にいて、糸を吐いて葉をつづったり、糸を重ねた内部に潜んで葉肉を食害する。
被害に遭った葉は表皮のみが残って透け葉状となるが、展葉するに従って穴あきとなる。
春から秋まで発生するが、9月から11月頃までの発生が最も多い。
家庭菜園でのゴボウハマキモドキの被害内容について
葉を食害される事により作物の生育が阻害される。多発したり幼苗期に食害されると被害は大きい。
家庭菜園でのゴボウハマキモドキの予防について
幼苗は防虫ネットなどで被覆して、成虫の侵入や産卵を防止する。
葉裏を点検して卵を発見したら、孵化する前に駆除する。
家庭菜園でのゴボウハマキモドキの対策について
無農薬
発見次第、補殺する。または、つづられた葉ごと除去して廃棄する。但し、十分に生長した株であれば、多発しない限りあまり心配はいらない。
農薬
登録農薬はないが、スミチオン、オルトラン、アファーム、ベニカ、BT剤などの散布で対応できる。