イナゴ

バッタの仲間で、成虫、幼虫共にイネ科の植物を食害する。
害虫の発生時期
5月 〜 11月

イナゴの解説

成虫は雄が体長3cm前後で、雌は雄より1cm程大きい。体色は、全体が茶褐色や、茶褐色の背部に黄緑色の腹部や脚部をもつ種類が多い。幼虫は成虫より小型で、黄緑色の体色をしている。

成虫、幼虫共にイネ科作物を食害し、ハネナガイナゴやコバネイナゴなどはイネマコモダケを、タイワンツチイナゴやヒゲマダライナゴなどはサトウキビを加害するといわれる。

越冬した卵は5月~6月にかけて孵化し、幼虫はイネ科雑草やイネ科作物の葉の食害を開始する。成虫は7月頃より出現する。 多発すると被害が大きい。

家庭菜園でのイナゴの被害内容について

葉の食害により作物の生長を阻害する。イナゴの生長に比例して食害量が多くなる為、多発すると影響は大きい。

イネは、止葉展開後に食害されると登熟歩合や千粒重が低下し、減収したり品質が悪化する。多発すると稲穂を食害される事もある。

家庭菜園でのイナゴの予防について

家庭菜園では多発しなければ、被害は大きくない。

イネ科雑草地が発生源となる事が多い為、こまめに除草する。

家庭菜園でのイナゴの対策について

無農薬

補殺する。飛翔する為に捕捉しづらいが、動きの鈍い早朝等は比較的捕まえやすい。幼虫のうちに駆除すれば、被害は少ない。

農薬

スタークル、スミチオン、ダントツ、トレボンなどを散布する。

家庭菜園でイナゴが発生しやすい野菜一覧

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